東京のカーテン専門店|カーテン館『窓』

カーテン選びのコツ

コーディネートの基本


お部屋にカーテンを合わせる時、「どんなカーテンが合うのかな?」と想像すると、多くの方がまず“”について考えると思います。「黄色系で明るくしよう」とか「深い紺で落ち着いた感じにしよう」とか・・・。

カーテンを選ぶ初めの段階で、実はこの“色の想像”がじゃまになる時があります。「何色にしようかな?」と、色相ばかり考えすぎていると他の事が疎かになりがちです。ですから、「何色」と決めてかからずに、まずはこのページを読んで下さい!

まずはテイストから

まずはじめに、“どんな部屋にしたいか”です。シンプル モダン、アジアン、クラシック・・・。いろいろジャンル分けはありますが、どれかにきっぱり決れば簡単です。しかし実際は、どこにも属さないようなオーソ ドックスな部屋づくりをされていて、そこにカーテンで自分好みに仕上ていくような場合がほとんどです。
ミディアムオーク色のフローリングに、アイボリーの無地の壁、家具もよくある普通の木製。「この部屋にはどんなカーテンが合いますか?」と聞かれると一番困ります。
その様な時にはまず、「どうしたいか」をハッキリさせる事です。
・「部屋が広く見える様に、スッキリさせたい」
・「明るく見える様にしたい」
・「豪華な感じにしたい」
これらも立派な“テイスト”です。まずはそこからはじめましょう。テーマが決れば後は簡単です。この時に出来るだけ、色は決めない方が後が簡単です。なぜなら意外な色が合う事があっても、はじめに決めてかかると見逃してしまうからです。しかし全体を何かの色で統一させようとする場合や、嫌いな色があったりする場合は別です。
まずはテイストから120.jpg

“彩度”をよく考えて

  “彩度”をよく考えて180.jpg カーテンをお店やカタログで見た時、一番重要視しなければならないのは、先述の“テイスト”です。部屋のイメージに合うカーテンかどうか、パッと見の“感じ”が重要で、理屈だと大変な情報処理が必要になってしまいますが、これはあくまでもパッと見の“感じ”で十分です。見た感じで「クラシックだな」とか「シンプルだな」とか、それだけです。それが自分のテーマや部屋のテイストに合っていれば、 そのカーテンは購入候補になります。ただ、テイストがはっきりしているカーテンもそんなに多くはないので、これだけでは選びきれません。

次に大事な事は、彩度です。“鮮やかな”とか“くすんだ”などと表現する、色の要素の1つです。「色の3要素」には、色相(赤、青、黄など)・明度(明 るい、暗い)・濃度(濃い、薄い)とありますが、この明度と濃度を合わせた物が“彩度”です。難しい事は抜きにして、実例で説明していきます。


例えば、左の写真のような鮮やかな色のソファーや小物が 多い部屋。子供部屋が良い例で、おもちゃなどは鮮やかな色が多いので、部屋全体の彩度が高く、高彩度の鮮やかな色のカーテンが合います。その反対は和室で す。畳やふすまなど、部屋全体の彩度が低く、低彩度のカーテンが合います。これらは極端な例だとしても、この事を応用して、アジアンテイストやナチュラル な家具の部屋には“低彩度”のカーテンを、ビタミンカラーを多用したポップな部屋や、輝度の強い(艶やかな)マホガニーの家具などを多用した部屋などには “高彩度”のカーテンを合わせていけばよいのです。

色をコーディネートする方法

コーディネートの理論には色々な手法がありますが、トーン・イン・トーン”と“トーン・オン・トーンと いう物があります。カーテンのコーディネートにおいて、これさえ知っていれば大体失敗する事はありません。もちろん、実際にはこれに当てはまらないコー ディネートもありますが、まずこれが基本になりますので、必ず覚えておいて下さい。ちょっとややこしいですが、難いことはないですよ。
トーン”とは先述の“彩度”の事です。この彩度と色相(赤、青、黄など)との組合せを利用してコーディネートしていく配色方法です。
“トーン・
イン・トーン”とは、一定のトーンで統一して、色相で変化をつける手法の事を言います。先述の子供部屋や和室の例はまさに“トーン・イン・トーン”です。乱暴な言い方ですが、ある程度バラバラな色でも、トーンさえ合っていれば調和が取れてしまう事が多いです。
一方、“トーン・オン・トーン”とは、色相を一定にして、トーン(彩度)で変化をつけていく手法です。例えば「部屋全体をブルー系で統一したい」などという場合に使います。
 

色をコーディネートする方法160.jpg


ここまで読んで気づいた方もいるかも知れませんが、どちらの手法も、色相か彩度のどちらかは変化させています。つまり、どちらも合ってしまっているのは好ましくありません。 全く同じ生地でカーテンとベッドカバーや椅子のカバリングなどを作る場合などは良いのですが、同じようでもちょっと違うというのが一番良くありません。同 じ色の場合、せめて多少トーンを違えた方が良いと思います。例えば、グリーンのソファーがあって、その奥にカーテンを吊るす場合、もし仮に同じ様なグリー ンのカーテンにしてしまうと、同化してしまってどちらもボケてしまいますね。色をかえるかトーンを変えると良いでしょう。
 

無地のカーテン

  無地のカーテン120.jpg 一般家庭のリビングで、無地のカーテ ンが合うケースは、 そう多くはありません。ゴチャゴチャした自宅のリビングから、たまにホテルのスッキリしたお部屋に行くと、「シンプルでおしゃれだな」とか思うのもうなず けます。日本のホテルのカーテンは、たいてい無地の物が掛かっているものです。

実はこの、“ホテルの部屋と一般家庭の違い”というところに無地の似合う要素のポイントがあります。
まず第1にホテルの部屋には、物が少ない。よく、 「うちは物がゴチャゴチャと多いからカーテンくらいは無地がいいな」と言う方がいますが、ゴチャゴチャした部屋に無地は合わせにくい。合う物があったとし てもかなり濃い色になってしまったりして、よけいに圧迫感がでてしまいます。物が少ないホテルの部屋だからこそ、無地のカーテンが似合います。同様に部屋 が広くて、物が少なくて、窓が大きい部屋、
そんな部屋には無地が合わせやすいと言えます。

それから、壁に柄のある壁紙を使っている場合は、たいて いは無地の物は合いません。この場合の多くは先述の“トーン・オン・トーン配色”で対応できます。壁紙と同系色で濃い色をカーテンに持ってくるとたいてい は合います。気をつけなければならない事は、壁に同化させすぎない事です。柄のある壁紙に限った事では無いのですが、同化させすぎると、ぼやけてしまいま す。あまり濃くしたくない場合は、反対色を持って来るのも良いでしょう。この場合のトーンは壁と合わせます。

良いカーテン悪いカーテン


皆さんは、オーダーカーテンと既製カーテンの違いってわかりますか?もちろん、サイズを窓に合わせて作るから"オーダー"というのはあります。だけどそれだけでそんなに値段が違うなんて、おかしいと思いませんか?
実はこの、"サイズの問題以外の、オーダーカーテンと既製カーテンとの違い"という所に、良いカーテンとそうでないカーテンの見分け方の大部分が凝縮されている、と言っても過言ではありません。

  良いカーテン悪いカーテン①.jpg    良いカーテン悪いカーテン②.jpg  


まず第1に生地の違いです。よく、「厚みがあるから、これは良い生地だ」と、生地の厚みで良し悪しを判断する人がいます。確かにこれは、間違いではありません。厚みのあるカーテンは、透けにくそうだし、丈夫そうだし、断熱効果も高そうだし…。ただ、そこには落とし穴があるので、気を付けなければいけないポイントがあります。

厚みで断熱効果は判断できない

生地を織る段階で、生産コストを抑えなければならない既製カーテンでは、糸を使う量を減らさなければなりません。でも、厚みを出さないと売れません。そこで太い糸を使って、わかりやすく言えば"緩く"織っていきます。すると少ない糸の量で、ある程度の厚みは出せます。
その様に織った生地は当然隙間も多く、断熱効果も低いです。断熱には生地の厚みよりも“密度”の方が重要です。薄くてもしっかり織った物は、ガラスと カーテンの間の空気を閉じ込め、冷気が室内に入るのをくい止めます。丁度、ウインドブレーカーを想像してもらうとわかりやすいでしょう。

見分け方

 糸の密度のことを“打ちこみ”と言いますが、この打ち込みが多ければ多いほど生地がしっかりして、断熱効果、遮音効果も高く、丈夫で長持ちします。打ちこみは厚みとは違うので、触ってみてもなかなかわかりません。「しっかりしてるなぁ」と思ったら、糸のハリが強いだけだったりするのは、我々でも良く間違えます。
一番簡単な見分け方は、“重さ”です。正確に言えば、厚みに対する重さです。要するに同じ厚みであれば、重い方が“打ちこみが多い”という事になりま す。ですから店頭のサンプルを見る時などは、単に厚みだけでなく、裾を軽く持ち上げてみて、重さを感じて見て下さい。「薄い割には重い感じがする」と言う場合には、だいたいその生地は良い生地でしょう。

ただ、シルクや超々綿など軽くても高級な素材もありますし、風通織りなどの特殊な織り方などによって軽くても高価な物はたくさんあります。また反対もあります。あくまでも“目安”にとどめておいて下さい。
見分け方160.jpg  

遮光性について

  遮光性について120.jpg  ここで、遮光性についても少し触れておきます。遮光性(光をさえぎって、部屋を暗くする)も、生地が厚ければ高いとは言えません。やはりこれも、糸の密度が高い方が有利です。しかし遮光性は、それよりも「色の濃さ」が重要で、濃色系の紺やこげ茶、ワインレッドなどのカーテンは遮光性が高くなります。
反対に、いくら生地の厚みがあっても、アイボリーや淡い黄色などの明るい色は、遮光性が低くなります。
遮光カーテンはこの性質を利用して、黒い糸を織りこんでいます。その為、色がくすんだ物も多いです。最近は技術も進化して、黒い糸を表に出ない様に織り上げ、発色のきれいな遮光カーテンも多くなりましたが、まだまだデザインは普通のカーテンには及ばないので、寝室などのどうしても遮光が必要で、なおかつお客さんが入るような場所では無い所だけに使うのにとどめておいた方が良いでしょう。
また、普通のカーテンの裏側に、ウレタンなどでコーティングされたものもあります。これは発色も良く、完全な遮光に出来ますが、直射日光と洗濯によって剥がれてくる事もあるので、寿命は短くなってしまうと思って下さい。

  遮光性について②120.jpg


素材の話


カーテンの素材について、解説いたします。
おそらく、ほとんどの方がカーテンの素材なんて気にしていないと思います。ですが、素材の違いによってお手入れ方法や、特性がまったく違うので、注意が必要です。
カーテンに使われる素材は、綿や麻などの自然素材と、ポリエステルやアクリルなどの化学繊維との2つに分かれます。ここではそれぞれの特性についてお話します。

  自然素材化学繊維
 代表的な素材綿、麻、シルク など ポリエステル、アクリル など
 代表的な製品 多くの輸入物。特にプリントに多い。国産カーテンのほとんど
 寸法特性伸縮が多い
伸縮が少ない
洗濯方法
 ドライクリーニング家庭の洗濯機で洗濯OK
防炎加工
 できないものが多いほとんどの物でできる

ここまで聞くと、「化学繊維の方がどう見ても良いなぁ」と、ほとんどの人が感じると思います。現に多くのメーカーやお店ではここまでしか話しません。しかし、それ以外にも重要な特性があるので下の表をご覧ください。


  自然素材化学繊維
 代表的な素材綿、麻、シルク など
ポリエステル、アクリル など
 静電気起こりにくい

ホコリが付きにくい

付いても叩けば落ちる

起こりやすい

ホコリが付きやすい

水で洗わなければ落ちない

洗濯(クリーニング)の頻度
 7年から10年に1回

生地が傷みにくい
 1年に1回

生地が傷みやすい
色合い
 自然な発色が出やすい光沢感が出たり、強い色になりやすい
それを避けようとすると、色がくすみやすい


どうですか、ここまで聞けば自然素材にも良いところがたくさんある事がお分かりいただけるはず。
重要なのは静電気の問題で、自然素材は叩いたり、掃除機をかけたりすればほとんどのホコリはきれいに除去されてしまいます。ですから、洗濯が面倒な人は自然素材を選んだほうがいいですし、反対に洗濯しなければ気がすまない人は化繊を選べばいいでしょう。

ちなみに “レーヨン”は、原料も製造工程も自然素材と化学繊維の中間的な成り立ちなので、特性も中間的になります。現在では、単独でレーヨン100%で使われてい る生地はほとんどなく、綿やポリエステルに混色されているので、その混色される繊維によってその生地の特性が決まります。

店頭で何の説明もなく、ウォッシャブルのカーテンとそうでないものが掛かっていたら、ほとんどの方がウォッシャブルのカーテンを選ぶと思いますが、そうでない自然素材にも良いところがたくさんあります。カーテンを選ぶときには、素材にも注目してください。


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